こんばんは。
ハイパーセルフ、
すべひとです。

えーと、今日はね。

ちょっと耳の痛い。
でも、めちゃくちゃパワフルな
「言い訳」についての話をしようと思うんだよね。

「苦手なんで」という名の堂々巡り

いまちょうど、職場で新人研修をやってるんだけどさ。

新しいことに挑戦してもらおうとするとね。
なにかにつけて、

「それ、苦手なんで」

って言う人がいるのよ。

いやいや、苦手も何も。
経験が少ないんだから、
できなくて当然じゃない?

研修担当が
「失敗してもいいから、まずやってみよう。
経験を積むための研修なんだから」
って言うんだけど。

その新人はあーだこーだ言って、
要するに失敗したくないみたいで。

「前にやったけど、うまくいかなくて」
とか言い出して。

以来、ずっと堂々巡り(笑)

横で見てたボクはね。

苦笑いしながらも、
どこかで思ったのよ。

「あー、これ。
ボク自身も、めちゃくちゃやってるな」って。

「もう50過ぎちゃったから、遅いよ」

「前に散々やってダメだったんだから、
今さら無理だよ」

「昔、あれで嫌な思いをしたから、
もうやりたくない」

って。

ボクらって、油断するとすぐに、
自分の「過去」を、
今動かないための「言い訳」に使っちゃう。

そんな時。

ガツンと頭を殴って、
目の前をシャキッとさせてくれる理論があるんだよね。

それが、1960年代に精神科医の
ウィリアム・グラッサーが提唱した、

「現実療法、リアリティ・セラピー」

っていうアプローチ。

過去には一切、焦点を当てない

このグラッサーの現実療法、
何がすごいかって。

「過去」や「感情」には、
一切、焦点を当てないのよ。

フロイトみたいにさ。

「あなたの心の地下室に、
どんな暗い幼少期のトラウマが?」

なんて、絶対に掘り返さない。

グラッサーは言うんだ。

「過去は変えられない。
変えられるのは、今と未来だけだ。

だから、今、あなたの目の前にある
この現実だけにフォーカスしようぜ」

って。

「前にやってうまくいかなかったのは、わかった。
でも、今あなたの目の前にある課題はこれだよね。

で、今ここから、
あなたは本当はどうしたいの?」

って。

めちゃくちゃストロングスタイルでしょ?(笑)

彼がベースにしたのは「選択理論」。

人間が変わるためにはね、
まず「自分の本当の欲求」を明確にすること。

そして、今の自分の行動が、
その欲求を叶えるために役立っているのか。

それを、自分自身に「評価」させるわけ。

あの新人でいえばさ。

「失敗したくない」っていう欲求は、
ちゃんとある。

でも、「苦手なんで」と言い続ける今の行動は、
その欲求、つまり失敗しないこと、を
本当に叶えてくれてるの?って。

経験を積まないまま本番を迎えたら、
もっと大きな失敗をするだけじゃないの?って。

グラッサーはそこに、
静かに、でも鋭く、
ツッコミを入れるわけ。

もし今の行動が役立っていないなら。

じゃあ、もっとマシな計画を立てて、
今すぐ別のアプローチを選択して、行動しよう。

それだけなんだよ。

最強の3つのルール

ボクがこのテキストを読んでいて、
一番しびれたのがさ。

カウンセラー側の「姿勢」として、
グラッサーが掲げた、3つのルールなんだよね。

1つ。言い訳をさせない。
2つ。非難や論争をしない。
3つ。簡単にあきらめない。

……これ、やばくない?(笑)

まず、言い訳は却下する。

「だって、〇〇だから」
「前にやったけどダメだったから」

それは今の解決には関係ないから、聞かない。
過去を免罪符にすることを、優しく、でもはっきり、却下する。

でも。

絶対に、相手を非難しない。

ここが大事でさ。

グラッサーが非難しないのは、
優しさだけじゃないのよ。

非難した瞬間に、
相手は「防衛」に入る。

責められたら、人は言い訳を探す。
言い訳を探したら、また堂々巡り。

だから非難しない。
論破もしない。

ただひたすら、

「じゃあ今、何ができる?」

って問い続ける。

そして3つ目。
相手が変わるまで、絶対に簡単にはあきらめない。

これはね、
「あなたは変われる」という信頼の表明なんだよ。

あきらめるってことは、
「こいつはもう無理だ」と判断することでしょ?

グラッサーはそれをしない。

問い続けることが、
「ボクはあなたの可能性を信じてる」
っていう、言葉より強いメッセージになるの。

これを知ったとき、ボクは震えたよ。

「うわ、これ、最強のマネジメントじゃん」って。

コールセンターの部下に対してもそうだし。

何よりさ。

自分の中にいる、
「言い訳ばっかりして妥協しようとするボク」
に対して。

この姿勢で向き合えばいいんだ、って気づいたの。

「50過ぎだから無理」っていう言い訳は、却下。

でも。

そんな言い訳をしちゃう自分を責めたり、
自己嫌悪に陥ったりもしない。

非難しないからね。

ただ、

「じゃあ今日、何をする?」

っていう小さな計画だけを立てて、
自分を信じて、あきらめずに動く。

自分の人生のハンドルは、
他でもない、自分で握るんだ。

だから「選択理論」なんだよ。

グラッサーが詰め寄ってくる!

ここまでさ。

フロイトの地下室掘りから始まって、
パールズの「今ここ」、
ロジャーズの「寄り添い」、
行動療法の「まず動け」、
CBTの「頭のバグをデバッグ」。

いろんなツールを、
ボクらは手に入れてきた。

グラッサーはね。
ここまでの全部を受け止めたうえで、
ボクらに壁ドンしながら、聞いてくるわけ。

「で、お前はどうするの?」って。

出来事を見るフィルターも大事。
心に寄り添うことも大事。

でも、最後に動くのは、
誰でもない、自分自身なんだよ。

ただね。

ここまではずっと「個人」を見てきたでしょ?

個人の内面、行動、思考、選択。

ボクらって、
一人だけで宇宙に浮いてるわけじゃないよね。

時間の中で年を重ねるし、
家族や社会、いろんな人間関係の中で
揺さぶられながら生きてる。

個人の枠を、グッと広げたとき、
何が見えてくるのか。

次の回は、
その「時間」と「関係性」に目を向けた
すごい人たちの話をしようと思うんだよね。

今日手に入れたツール

今日手に入れたツール、
「現実療法と選択理論」。

明日から、こんな感じで使えるよね?

つい過去を言い訳にして
動けなくなりそうな時。

「おっと、今ボク、言い訳しようとしてるな。
でも自分を責めずに、今できる小さな行動を選ぼう」

って、一歩引いて、
自分の手でハンドルを握り直してみる。

それだけでさ。

堂々巡りの出口が、
ちょっとだけ見えてくる気がするよね。

今の自分と重ねて
思い当たることがあったら、
ぜひコメントで教えてね。

今日はここまで。
すべひとでした。
ではまた。

バイバイ。